占領期に獄中の京大生小野君が観た五色園少女歌劇団
戦後の日記は、原則として読まないことにしている。しかし、小野信爾著、宇野田尚哉・西川祐子・西山伸・小野和子・小野潤子編『京大生小野君の占領期獄中日記』(京都大学学術出版会、平成30年2月)は、何かの参考文献に挙がっていたのと占領期は戦前・戦時中の延長として私向きのネタが含まれている場合があるので読んでみた。そうすると、驚くべき記述があった。(昭和27年)二月十七日 晴 日曜日...
View Article『イエーZINE』第2号に「南木芳太郎邸で発行された市川新升のファン雑誌『廿日艸』」を執筆
ランキング参加中舞台(演劇、オペラ、ミュージカル、ダンス、伝統芸能など)狂言屋発行の『イエーZINE...
View Article矢崎千代二の金曜談話会における談話が載る『大阪ユーラン新聞』とは:伊達俊光とパステル画家矢崎千代二
伊達俊光らが開催した金曜談話会については、「伊達俊光の金曜倶楽部とオカルティスト達ー福来友吉・浅野和三郎・関昌祐・間部詮信らー - 神保町系オタオタ日記」で紹介したところである。この金曜談話会をどこかで見た覚えがあると思ったら、「パステル画家矢崎千代二と近角常観を繋ぐネットワーク -...
View Article『高楠順次郞と近代日本』(吉川弘文館)の真名子晃征「雑誌『現代仏教』に見る高楠順次郞の交友関係」への補足
武蔵野大学高楠順次郞研究会編『高楠順次郞と近代日本』(吉川弘文館、令和6年11月)の石上和敬「序文」によると、高楠の日記が公刊予定とのこと。(略)筆者からは、近々公刊予定の「高楠日記」を是非、ご一読されることをお勧めする。同日記は、大正九年(一九二〇)以降の一三年分の自筆日記であり、大方の記述はメモ程度のものであるが、面会した人物名などがかなり詳しく記されている。(略)...
View Article大阪古書会館で小磯良平装幀の『金曜』創刊号(へちま文庫)を
毎月大阪古書会館で開催される「たにまち月いち古書即売会」に行ってます。ここでは開場前から並ぶ古本猛者の多くは、矢野書房が出品する文学書の棚を目指す。しかし、私は先ず古本横丁の和本400円台から廻っている。...
View Article北村兼子と池田威を繋ぐ関西文壇ネットワークと道頓堀詩人
古本同人誌『BORO』同人誌特集(林大地・巽香連)が刊行された。林大地「片隅詩人の記録(一):伊藤杜詩夫ーもうひとりの大阪道頓堀詩人」を拝読。詩人・画家の伊藤を扱うことは事前に聞いていた。しかし、さっぱりお役に立てなかった。 林氏の調査による本稿で随分判明したこともあるが、生没年など詳しい経歴は以前として不明ではある。本稿が契機になって、遺族の出現や関係史料の発掘に繋がることが期待される。...
View Article戦時下に南木芳太郎の動向を伝える牧村史陽日記はどこに?
2月15日京都市立芸術大学で日本伝統音楽研究センター細川周平所長退任記念シンポジウム「細かさの偉大さ 近代芸能史研究家倉田喜弘の仕事」が開催された。そのうち、土田牧子「川上音二郎の表象ー倉田以前・倉田以後ー」が、倉田以前の音二郎についての研究、評伝、小説を振り返る中で牧村史陽『川上音二郎 上中下*1』(史陽選集刊行会、昭和38~40年)に言及していた。...
View Article江馬務の妹としての書家・熊谷恒子ー熊谷恒子記念館で講座「熊谷恒子と江馬家 風俗史家の兄・務の追想」開催ー
フライヤーを整理していたら、大田区立熊谷恒子記念館「熊谷恒子と『万葉集』ー晩年までの荘重な書ー」~4月5日が出てきた。熊谷恒子と言っても未知の人だが、裏面の関連イベントを見て驚いた。第4回記念館講座「熊谷恒子と江馬家 風俗史家の兄・務の追想」日時:2026年3月21日(土)14:00~15:30会場:大田文化の森...
View Articleクィアの美術館細辻伊兵衞美術館に残る岩井藍水らの講演集
永樂屋創業410周年記念特別展「私は昔『モモタロウ』と云われてました展」を観てきた。1月28日までで、既に終了しています。驚いたことに、「創業410周年の永楽屋細辻伊兵衛商店と十二世芭蕉堂こと岩井藍水 - 神保町系オタオタ日記」で言及した細辻伊兵衞商店で開催された岩井藍水「義士会に就て」の講演集が展示されていた。...
View Article北村兼子と池田威の『雑草苑』の時代ー北村兼子の関西大学特別卒業を祝してー
遅ればせながら、昨年2月に北村兼子(1903-1931)への特別卒業証書贈呈式が開催されたことを知った。北村は関西大学初の女子学生だが、聴講生だったため大正期当時は卒業扱いできなかった。しかし、今回特別卒業扱いとなったのである。詳しくは、「故・北村兼子さんに特別卒業証書を贈呈|トピックス|関西大学について|関西大学」参照。...
View Article銃後の女性は、みづら髪で武装せよー國學院大學博物館で「性別越境の歴史学」を観てー
先日は渋谷に行ったので、國學院大學博物館で「性別越境の歴史学」展(~2月23日)を観てきた。この中で、古代の女性の男装として、弟スサノヲをみづら髪を結って待ち受けるアマテラス、みづら髪を結って新羅征討に向かう神功皇后が出てくる。 これを観て、拙ブログ「東洋精神研究所と諸岡存 -...
View Article